過食症告知の仕方
いきなり過食症の告知をすることは心理的にたいへん難しいものです。
まずスタンバイの状態にしてください。
スタンバイとは告知のパンフレットを印刷し、手紙を添えて封筒にいれることです。
手紙は便せん一枚に次の一行だけ書いてください。
「私もこの病気と関係あるかもしれないので、読んでください」
他にも書きたいのなら「いつも心配してくれてありがとう」とか、時候のあいさつ程度を数行にします。
手紙には家族へのいろいろな思いや摂食障害、過食症になった原因をつい書きたくなります。
今はその時期ではありません。
一度にたくさんのことを伝えると、家族も事態を消化しきれません。
いろいろな思いを書きたいのなら後日書けば良いことです。
パンフレットの渡し方
相手に考える時間を与えるため、必ず5時間以上会わない時に渡してください。
決してその場で読ませないこと。
親(夫)または自分が外出する直前に渡すのが良いでしょう。
「大切な印刷物なので後で読んで」と言って渡してください。
聞かれても内容は言わないでください。
※ここに書いてあることは、いままで何百人もの過食症の人に告知のサポートをし、一番問題が起きにくいやり方です。その場で読んでもらったり、パンフを渡す前に口頭で摂食障害の告知をすると、いろいろな問題が生じます。
逆にここに書いてある方法で渡した人は、あまりトラブル無く家族に摂食障害を理解され、過食も止まりやすくなりました。
※注意※
人それぞれ、告知をした方が良い場合としない方が良い場合があります。
まずはSUGUとま相談を受けてください。