嘔吐による歯への影響
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過食・嘔吐・チューイングが与える歯への悪影響

虫歯菌の攻撃や胃酸に晒される歯

吐いた物の中には胃酸が多量に混じっています。
嘔吐を繰り返すと、胃酸が歯の表面にあるエナメル質を溶かし粗造(ボソボソ)になってきます。
また、歯と歯の間が広くなってすき間が出来たり、歯の詰め物やかぶせ物が取れたりもします。

酸蝕歯の影響は元に戻すことはできません。
最悪の場合、歯の神経を取ったり歯を抜かなければならなくなることもあります。

※pH7が中性、pH7以上はアルカリ性、pH7以下は酸性となります。
 人の胃液に含まれる胃酸は強い酸性(pH1~2)と言われています。
 一般に歯はpH5.5以下の酸で溶け出します。

嘔吐による影響の詳しい解説は過食・嘔吐が身体に及ぼす影響から読めます。

実際に歯にはどのような影響が起こるのでしょう

みなさんから寄せられた体験談をまとめました。
過食や嘔吐により、知覚過敏、歯槽膿漏、虫歯など、様々な合併症が発生することがあります。

直接命には関わらない歯だけれど

数日前から歯が痛み出していて我慢できず今日歯医者に行ってきました
思ったよりも傷んでいて、神経を抜く治療をしてきました。

過食嘔吐の後、寝る前には歯ミガキはしていたのですが、やはり胃酸などで歯もとけて弱くなっているのだと思います。(本に書いてありました。)
また、過食時以外でも衝動を抑えるため、よくアメを食べていたのも悪かったのかもしれません。
神経を抜くと、歯は死んでしまい、数年後には歯が砕けてしまいます。(別の歯で経験済み)
この分では、自分の歯でご飯を食べられなくなるのも近いかもしれません。
本当にこの病気は直接命にかかわらなくても、気づかぬ間にどんどん体を蝕んでいることを感じました。
(千葉県 36歳 公務員 )

唇が不均等に・・・

過食嘔吐暦20年です。
この病気の怖さを知るには、十分の年月です。

20年目、毎日右手を入れて吐いていた為、唇が右半分不均衡です。
頬から顎にかけてちょうど手が当たるところが青あざのように黒ずんで取れません。

歯は、前方上下10本全てニセモノのラミネーション、芸能人でもないのに莫大な費用です。

残っている奥の歯は、いつも割れたりしみたり、過食でも常温の食品しか食べれない程の敏感さです。アイスや熱々のものは食べれません。
(40歳 主婦)

20代で入れ歯に

合併症・・・
血圧が低すぎて上は80、下は40しか無いので貧血は当たり前だし、血液検査すれば電解質が少な過ぎて毎回再検査だし鬱になったり過呼吸になったりむくんだり・・・いっぱい有るけど一番辛くて悲しかった事。

それは入れ歯です。
歯が溶けすぎて20代の頃から全部の歯が差し歯でした。
自分の歯は有りません。でも差し歯の中も溶けてきて、とうとう入れ歯になりました。ショックでした。
絶対完治して、もう体をいじめたくない。楽にしてあげたい。労わってあげたい。
(兵庫県 31歳 会社員)

過食嘔吐の歯への影響

それは、虫歯と突然歯が折れたこと。
私は自分の歯って本当に少ないです。
歯茎もいつも下がっているので、知覚過敏や歯槽膿漏になりやすい。
過食嘔吐から歯のエナメル質がなくなって、歯が削られやすいと聞きました。
そのくせ甘いものを過食することが多いから歯石がつくはで。。。って感じです

一応私なりの対処法を。。。
過食嘔吐後は、ゴシゴシ歯ブラシしない。
歯みがき粉より、デンタルリンスはいいらしいです。
あと、行きつけ?よい歯医者さんに定期的に通うことかな?
(東京都 31歳 主婦)

正常な歯が無い

むくみや肌荒れなど色々な合併症がある中で、自分が体験したのは歯の衰退だけです。
毎日嘔吐する生活になって5年で、歯の限界を感じました。(嘔吐回数が最も多かった頃は、1日10回くらいが1年半)

虫歯が増えて、歯が全体的に黄ばんできて、欠けやすくなりました。
奥歯で神経を抜いて金属を被せた歯は、上下合わせて10本。
今回、歯列矯正とさし歯治療をしたのは、上前歯4本。
治療したこともない・欠けも変形もない歯なんて1本もない。

最初の変化として気が付いたのは
「歯が長くなったような感じ」でした。
でもこれは間違いで、正しくは健康状態の悪化による歯茎の衰え。
次に感じたのは「虫歯の進行が深く早い」こと。
虫歯の痛みの割には「神経取ったほうが良いです」と言われるのが早かったから。

次は「歯石がない気がする、歯が変色してる気がする」ということ。この時点で、一番外側のコートが薄くなってきたのでしょう、歯も冷たい・熱いを感じるようになってたと思います。
続いて「前歯が少しずつ短くなっている」ような気がしてきて、更に「歯が脆くなっている」と思うようになりました。前歯が短くなるのは、薄くなった先端部分から少しずつ欠けていったから。

脆くなったと感じたのは、神経除去済みの犬歯が一般的な硬さのもので割れたから。
さすがに「形も色も人に見せるのが恥ずかしいし、不自由だ」と思って、さし歯にしたいと歯医者に相談しました。(ちょうど相談開始と時期が重なって、相乗効果だったと思います)
歯医者の話では、少し歯列矯正をしてからさし歯にした方が良いとのことで、金銭的負担は増えるけど言われた通りに進めました。
矯正具が着いている時は、やはり少し不便でした。(過食嘔吐がなければ、さし歯も矯正も必要なかったので)
矯正の時期を見て、さし歯用の根の治療も始まりました。
歯科医療ですから、それなりに痛いです。
神経を抜いた歯でも治療過程でいじると痛い。
仮歯を入れて日常生活を送り、噛めば不慣れなので響いて痛い。
何度か仮歯を調整し、その度に外す時のハンマーみたいな振動が痛い。

最終的には普通の食生活を遅れる喜びになるものの、毎週毎週時間もお金もかかるし、治療で痛くない日はないしで大変。
今回、前歯4本の歯列矯正から完成まででかかった費用は、42万円くらい。
個人差はあると思いますが、嘔吐が歯にもたらす影響は大きい!
こんな経験をする人は1人でも減ってほしいと思いながら書きました。
皆が吐かない普通の食生活に戻れますように…。
(神奈川県 28歳 無職)

220521h