下剤の長期使用が身体に及ぼす影響
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下剤の長期使用が身体に及ぼす影響

この病気の方の中には、下剤を常用する方もいるようです。下剤薬に身体が慣れてくると効き目が落ちるので、徐々に用量が増え、規定量以上の下剤を用いている方もいます。

下剤の働きには、身体の中から水分を吸い取って便を軟らかくして出しやすくしたり、腸を無理やり動かすことによって便を出しやすくしたりするものがあります。

下剤の中止でむくみが起こる理由

下剤により、便は軟らかくなって出やすくなりますが、身体の中の水分やミネラルが奪われます。
それにより、だるさ、疲れ、脱力などの症状がでることがあります。こういった異常に対応するために、身体は水分を貯めこもうと働きます。
下剤を中止するとむくむのはそのためです。

下剤を中止するとむくみ、それがつらくて下剤をさらに増やして常用、という悪循環になります。長期間、あまりにも大量の下剤を使い続けている方の場合、医療機関に相談の上、医師の処方する下剤を用いながら徐々に下剤を減らしていく方が良いかもしれません。

下剤で傷つく腸

下剤で無理やり腸を動かすということは、腸を酷使するということです。無理に動かされ続けた腸から出血したりすると貧血となることがあります。酷使されつくすと、腸はのびきった状態となり、便の水分を調節する機能も失われ、便が垂れ流しとなることもあります。若くしてオムツが必要になることもあるのです。便が垂れ流しになると、身体に必要な水分やミネラルが、より一層失われやすくなります。ミネラルのなかでもカリウムが欠乏しやすく、カリウムの欠乏がひどいと致死的な不整脈につながることもあります。
また、トイレがある場所でないと不安で出かけられず、生活に困難を生じることもあります。

220115h