過食は、過食衝動を無くせば簡単に止まります。
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絡まり合うアダルト・チルドレンの特性

犯罪に至る過程

アダルト・チルドレンでは、他者からの承認欲求が満たされないことによる怒りや恨みのエネルギーがあります。
それが爆発して他者に向くと、暴力的行動や反社会的な行動、犯罪に至る場合もあるでしょう。
社会やお店に復讐するために万引きする、ということもあるかもしれません。
怒りや恨みのエネルギーの爆発とともに、いつもバカを見ている自分だから、こんなにつらいんだから、これぐらいしても許される、というように今までの傷つきと誇大的な自己イメージが絡まり合っていることもあるでしょう。

摂食障害、過食症の方の多くは、普段から、過食・過食嘔吐・チューイング行為に関する敗北感、罪悪感、自責など、つらい感情に苦しんでいます。
そして彼女達を取り巻くストレスがピークに達した時、怒りの爆発のパワーを借りて、かりそめの肥大した自己を盾に、衝動的に万引きに至る場合もあるのでしょう。

感情調節障害は複雑型PTSDの症状のひとつですが、時として、アダルト・チルドレンは衝動的で、後先を考えずに行動してしまうことがあります。
この衝動性は、万引き、違法薬物の使用、売春などの犯罪行為や性的逸脱行動への閾値を下げます。

アダルト・チルドレンに精神疾患としての解離性障害が存在すると、解離時に万引きなど犯罪行為に至っても、そのことを覚えていない、ということもあり得ます。

アダルト・チルドレンは、「嫌な」「やめたい」行動にも「ハマる」「のめり込む」

アダルト・チルドレンの特性は、その行動に大きく影響を及ぼしますが、その行動自体が嗜癖化することがあるのも、アダルト・チルドレンとしての大きな特徴でしょう。
そして嗜癖化した行動が犯罪行為である場合、それは社会的な問題にもなります。

アダルト・チルドレンには常に嗜癖・依存の問題がつきまといます。
また、依存症というものは多重嗜癖に陥りやすいものです。
万引きで例えると、初めての万引きは嗜癖以外の理由でも、万引きをくり返す度に、万引き行為に嗜癖するようになります。
嗜癖としての万引きは、万引きをくり返せばくり返すほど、強固に定着していき、抜け出すことが徐々に難しくなっていきます。

常習窃盗の一群は、精神障害であるという医学的な認識が定着しつつありますが、常習窃盗の病態のひとつは嗜癖でしょう。
摂食障害、過食症の方が、万引きをくり返している場合、その方は多かれ少なかれすでに万引き行為に「ハマって」います。
万引き以外にも、強い興奮や心理的な動揺を伴う行動に「ハマる」、「のめり込む」のがアダルト・チルドレンなのです。

最初は嫌だった行動だとしても、嗜癖に陥ると、その行動を求めるようになります。
倒錯的な状況・行為に魅力を感じたり、刺激を感じるのもアダルト・チルドレンとしての特徴です。

摂食障害、過食症の方が過食のために、最初はいやいや万引きや売春などをしていたとしても、そのうち行為それ自体に嗜癖が生じ、万引きや売春をやめることがどんどん難しくなっていきます。
多重嗜癖の恐ろしさはここにあります。

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