摂食障害(過食症・過食嘔吐・チューイング・下剤乱用)相談
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モデル・芸能人が気になる心理

摂食障害のブログで、メニューや過食する量を確かめたくなる心理

細い手首の画像

摂食障害を発症していると、芸能人やモデルの嘔吐に関する情報を集めたり、過食症のブログを細かくチェックしたりと、何かと周りを調べる傾向が見られます。

食べ過ぎや嘔吐が一定期間続くのであれば、摂食障害専門の機関に相談するのが最善の選択と言えるでしょう。

過食や嘔吐を繰り返す異常な状況で「一刻でも早く」と不安を解消しようとする。
その対象になり易いのが、手軽に利用できるインターネットです。

インターネット上には、過食のメニューが載ったブログや掲示板がたくさんあります。
辛ければ辛いほど、不安であればあるほど、心は安心できる情報を集めようとする力を強くします。

残念ながら、周りと比較して安心できる材料を増やしたところで摂食障害を治すことはできません。
自分自身の辛さや苦しさを認め、専門機関で治療できるかが過食を止め続ける上で一番大切なことなのです。

芸能人やモデルが吐いているのを思い出して

私の過食の原因は、大学受験に失敗して1ヵ月後に彼氏に振られたことが原因だと思います。
自分は本当にだめな人間だと過食を少しし始めたとき、昔芸能人やモデルが吐いて痩せていることを思い出し、自分もやってみようとしたのがきっかけです。

過食して現実逃避していると思うのに、その逃避で過食したり嘔吐したりしないといけないことがすごく嫌です。
しかもどうせ過食嘔吐するなら食べたいものを食べられるだけ、たくさん食べたいと思い、量も増えてしまっています。
そして彼氏に振られたことで、「少しでも太ったら私は男の人に相手してもらえなくなる」とか「かわいいと言ってもらえなくなる」と思い込み、それで身動きできなくなりました。

旅行にいくことがすきなのに、人と食事するのが怖くて仕方ないです。
体も、ものすごくしんどいです。
この辛さを卒業して普通の人になりたいと思いました。
病気の怖さと向き合い、"普通の幸せをとても恵まれていると思える自分"になりたいと思いました。
(大阪府 27歳 会社員)

キラキラした芸能界とはかけ離れ・・・

小さいときから芸能界に憧れていました。
いつかチャンスがあれば、キラキラした芸能界へいけると思っていました。

大学入学、両親へ東京の大学へ行かせてほしいとお願いしたのも、芸能界へのチャンスがあるかもという淡い期待がありました。
大学1年目、芸能人はやせていてきれいなのが当たり前。ダイエットを始めました。
カロリーメイト、サプリ、ありとあらゆるダイエットをしました。
読む雑誌、本もダイエットのものばかり・・・
芸能人になりたかった夢が、いつからかやせてないと自分はだめな人間で、芸能会なんてとんでもない…と思うようになっていました。
努力の方向を間違っていたんですね。気づきませんでした。

ある日、今日だけは疲れたから自分にご褒美のつもりで食べた菓子パン。
…もっと食べてたい、と過食が始まりました。
でも太った自分なんて絶対に許せない、どこかできいたことがある嘔吐が頭をよぎりました。
実際に嘔吐してみると、本当に苦しい。
こんなことするなら明日は絶対何も食べない。

でも、その日になると授業が早く終われば思いっきり過食嘔吐できるって考えるようになっていました。

自分自身でも「これはなんと過食嘔吐を治さないとまずい」と思い、とにかく過食嘔吐する時間を作らない様に、夜遊びに行くようになりました。

そこで出会った男性と同棲することになりました。
初めは全然好きじゃなかった。
でも、さびしくて誰かに寄りかかりたかった ちょうどよかった。
同棲するようになった彼のすばらしさがわかり、大好きになりました。
でも、欠陥も多い彼だったのです。
彼のおかげで過食嘔吐はなくなりました。
体重は思いっきり増えたけど、体型を気にすることがなくなったからです。

いろいろなことがあり、彼との同棲をやめ、実家に帰ることにしました。
「東京にいてきれいになった」と同級生に言われたい、「みんなとは違うと思われたい」と外見、世間体ばかりを気にする日々が戻ってきました。
彼との同棲で自信をつけたのに、だんだん昔の弱い自分に戻っていきました。

そして過食嘔吐再発。理由は前と同じ。
勝手に自分と他人を比べてはプレッシャーを感じ、ストレスをためて、言い訳をしながら過食嘔吐。
「今日まで」「今日まで」と何度言ってきたことか。
でも、また救ってくれる王子様が現れました。
またもや始めはまったく興味なし。
でも、黙って暖かく見守ってくれる姿に結婚を決意しました。

しかし、今回は結婚後一緒に暮らしても過食嘔吐はとまりません。
バレないようにと思いながらも、嘔吐せずにはいられません。
そんな中、そろそろ子供がほしいねって周りのみんなが祝福してくれているころ、生理がとまりました。
妊娠じゃなく、過食嘔吐のせいです。

私は原因がわかりながらも産婦人科に治療にいってます。治療しながら過食嘔吐する日々。
過食嘔吐の事実から逃げて、遠回りで時間とお金をずいぶん無駄にしているなって思います・・。
(佐賀県 32歳 会社員)

芸能人やモデルが使う減量薬で

吐く時に、腰を折るため慢性の腰痛があります。
整体、マッサージ、カイロ療法、全て効くのは数時間のみ、後は、むくみで気分が晴れない。
右手は、口に入れている間、変に力が入る為、手首が腱鞘炎のように痛む。
吐く時に、顎に力を入れるため、顎下の筋トレをしているのと同じ効果で脂肪ならぬ発達した筋肉の二段顎。
筋肉なので脂肪吸引も出来ず醜い二段顎。
一時期、軽いうつ状態で自殺未遂2回。
家族旅行に行っても、何処でも吐く為の場所を確保するのが、先ずやるべき事で楽しめたことなんか一度もなし。

過食後吐くまでの時間は、生きた心地がしない程、イライラ、凶暴的になり多くの人間関係を駄目にしていく。
どれだけの無駄な時間とお金を浪費したのか、、、
計算不可能な程莫大です。

発症当時、過食した分全てを吐ききれなくて増え続ける体重にも怯えていました。
減量したい旨を話すと、早く結果が得られる減量薬を出してくれる提携の医者へ行かせてもらえました。
この薬は、市販のダイエットサプリ等ではなく、医者の処方箋がいるもので、その医者曰く、芸能人やモデル、競馬の騎手等常用者も多いとのことでした。

この薬、食べる直前に飲むのですが、食べたものの油脂成分全て体外に便と共に出すもので、腸での吸収が阻まれる為、瞬く間に減量できました。
でも、排出される油が便通を催す時以外にも容赦なく出てくるので、常に生理用ナプキン使用おむつ状態でした。

今考えれば、よくないことは分かるのですが、当時はもう痩せればそれでいいという感じでした。
栄養学的に言って、にんじんのカロチンなどは、油分と共にあって始めて体に吸収されるものなのですね。そういうものが、体に入らないのは、やはりおかしい。
1ヵ月後、痩せましたが、恐ろしい程の抜け毛、肌はかさかさ、つめはぼろぼろ、いろんなところが不調で中止しました。

私の場合、食餌療法も只の危ない減量になってしまい、そういうものを簡単に紹介して紹介料やらコンサルタント料を取る商業主義的な栄養士も全く信用できませんでした。
(40歳 主婦)

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