摂食障害(過食症・拒食症・過食嘔吐・チューイング・下剤乱用)相談
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摂食障害(難病)の治し方

摂食障害は「中枢性摂食異常症」として「難病」に登録されています。
「難病」である摂食障害を放置すれば、将来仕事や家事、育児ができなくなる恐れがあります。

恐ろしい病気に対して「いつか止まるさ」と悠長に構えている時間はありません。
できれば今すぐ、過食や嘔吐を止めることが大切です。
摂食障害には併存する心身の病気もたくさんあります。今日を難なく過ごせても、明日同じ生活ができるとは限らないのです。

過食症を本格的に治そうと思ったとき、一番大切なのは「治す順番」です。

その順番は、
1(第一段階)過食や嘔吐を止め続ける。
2(第二段階)心の傷を治す。

これがとても大切です。

第一段階|過食を止め続ける

摂食障害の治療を考える際、まず我慢することなく過食・過食嘔吐・チューイングなどの症状を止めることが必要です。

通常依存症の治療を行うときには、まず依存物質を断ちます。
例えばアルコール依存症における治療の第一ステップは断酒です。
摂食障害は過食や過食嘔吐、チューイングなどに依存している状態です。
治療に先だって、まず過食・過食嘔吐・チューイングが止まるということは、アルコール依存症の治療でいうところの断酒と同じ作用があります。

摂食障害は精神疾患(=こころの病気)ですが、食事が摂れなくなったり、食べ方に障害(過食など)が出たりすることによって、心の傷を隠す「フタ」のような働きがあります。

摂食障害を治すには、最終的に心の傷を治療しなければなりません。 第一段階の「過食を止め続ける」というのは、覆いかぶさるフタをとる作業に似ています。
表面の過食衝動に伴う「食べ過ぎ」や「嘔吐」が続いていては、心の治療に取り組むことができません。

摂食障害の症状が止まるということは、症状にふける時間や費用、症状で消耗する体力や失われる健康、これらを取り戻すということにもなります。
症状が止まることで、病気に対して冷静に考えることができるようになります。

第二段階|心の傷を治す

過食が完全に止まることで、本質的な「心の傷の治療」に取りかかることができます。

過食や嘔吐していたことが原因の合併症やうつ病、不安障害等の精神疾患が併存する場合は、病院や精神科での治療や入院が必要になることもあります。

現在の摂食障害治療について

日本で行われている摂食障害の治療として、認知行動療法や対人関係療法、力動的精神療法などがあります。
これらの治療法では摂食障害の症状には注目せず、現在患者さんにかかっているストレスを緩和したり、本質的な心の問題を取り扱ったりすることで、まず心を楽にしていくという共通のやり方があります。症状の改善は後からついてくる、というのが言い分です。数年かかって心が楽になっていたとしても、症状は変わらず出続けている可能性もあるということです。

病気の当事者にとってみれば症状に注目しないというのは非常に難しいことです。
摂食障害の症状自体がストレスになっている人の場合、症状があることで自分を責めたり罪悪感を強く持ったりしてしまいます。そういった心の状態は病気の回復にとってマイナスに働きます。

症状に注目せずに心を楽にすることで症状がおさまるのを待つというやり方は、現在の医療には治療に先立って過食の症状を止める方法が無いために、そうせざるを得ないことを示しています。

先に症状を止める方法

もちろん、摂食障害では過食・過食嘔吐・チューイングを我慢することなどできません。
過食衝動があるために過食・過食嘔吐・チューイングなどの行動に至るのです。
過食衝動は意志の力でどうこうできるものではありません。

当センターでは、過食衝動の背景に直接アプローチすることで過食衝動を無くしたり減らしたりすることができます。
そうすれば、過食・過食嘔吐・チューイングなどの摂食障害の症状は我慢せずに止まります。

摂食障害の症状が止まってから、心のケアを行うなど本格的な治療を行う方が早く治る可能性は高いでしょう。
すでに述べましたが、過食・過食嘔吐・チューイングなどの症状があることで生じる自己嫌悪や罪悪感などの感情は、摂食障害からの回復に必要である自己肯定感を強めたり自尊心を高めたりすることを難しくするからです。
症状がありながら治療していく場合順調な心の回復が見込めず、症状が無ければ早期に短期間で回復するものが10年20年と長期間かかる場合もあると予想されます。

摂食障害の患者さんの中には、とにかく症状を止めたいと強く望んでいる方も多いはずです。
摂食障害の治療を考える際は、まず我慢することなく過食・過食嘔吐・チューイングなどの症状を止めましょう。
病気を治療するときに早く治すことができればそれに越したことはありません。

自分自身で最適な治療を選びましょう

摂食障害は身体合併症が幅広く、中には命の危険を伴う身体合併症もあります。また精神疾患の合併・併存も多く、それらが治療の動機づけ(治ろうとする気持ち)に影響することもあります。
摂食障害の治療には医療のあらゆる専門科の診察・治療が必要となってきます。

日本の摂食障害医療は専門施設や医療者の不足などさまざまな問題を抱えています。そんななかで難病である摂食障害を治していくには、患者さん自身が上手に複数ある治療機関を利用するという意識も必要です。
最も最適な治療を自分自身で選ぶのです。

現在の日本の医療には、治療に先んじて過食・過食嘔吐・チューイング症状を止める方法論がありません。
難病である摂食障害の治療を考える際、まずは当センターで過食衝動にアプローチして過食・過食嘔吐・チューイング症状を止めましょう。
まず症状を止めてから、本質的な心の問題に取り組むこともできます。自分で心理学を勉強するのも方法でしょうし、心理カウンセリングや精神科で精神療法を受ける方法もあるでしょう。

171208h