過食は、過食衝動を無くせば簡単に止まります。
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摂食障害・過食症・過食嘔吐・拒食症の治し方 4つのポイント

1.過食症がどのような病気か知りましょう

摂食障害(過食症、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング、拒食症)は「中枢性摂食異常症」という難病です。

自分の努力や意志の強さで何とかなるものではありませんし、時間の経過や環境の変化で治る病気でもありません。

そのまま放置すれば将来家事や育児、仕事ができなくなる恐れがあります。
そうなれば家族にも身体的、精神的、経済的負担がかかるでしょう。

病気の将来的な危険性を意識することは完治を目指す上で必須のエネルギーになります。

厚生労働省が摂食障害をどのような病気と位置付けているか詳しく知りたい方は摂食障害は難病ですを読んでください。

2.コントロール幻想を捨てましょう

「自制心で止めよう」「食べ方を変えてみよう」
「〇〇ダイエット」「赤ちゃんを産む」「結婚」等。

何かすることで過食が止まる、あるいは自分が何かを変えれば治ると思っていませんか。
これまで症状を自力で止められましたか。

難病に登録されている病気にもかかわらず精神科や専門の治療機関へ行こうとせず、「自分でいつかコントロールできるようになる」「そのうち何とかなる」と安易に考えるのは大変危険です。

自分で何とかできるという幻想(=コントロール幻想)が、完治のための行動へ取り掛かることを遅らせ、その結果、何年もこの病気を抱え続けてしまうことにつながります。

過食症を治すためには、コントロール幻想を捨て去り完治へ向けた具体的な行動をとっていくことが非常に重要です。

3.病気であることを認め、必要な行動を起こしましょう

過食衝動の元になるエネルギーを「マグマ」といいます。
マグマを抱えていると、常に耐え難い寂しさ、辛さ、怒り、空虚感などに苦しめられます。
過食症でいるあいだは、これらの辛い感情をほとんど感じなくてすみます。

実は症状を出すことと引き換えに、うつ状態や狂気から心が守られるという、大きな恩恵を受けているのです。

マグマを抱えている病者は健常者とは異なる責任を負っています。
病者に期待されているのは、健常者のように振舞うことではありません。

将来、親や夫などの身近な人は、本人が過食症のために自立できなくなったとき、何らかの世話や介護をすることになるでしょう。
病気の母と一緒にいた子どもは、病気をさらに次の世代に受け継いでいくでしょう。

病者に一番求められていることは、病気であることをきちんと認めて、治すために必要な具体的な行動を起こしていくことです。

4.「何もしない選択」を「治すための行動をする選択」へ変えましょう

「病者の役割」を果たし過食症、過食嘔吐、摂食障害を治せば、過食の辛さがない人生を歩んでいけます。
一方で「病者の役割」を果たさず、今のままでいることを選ぶ人もいます。気づいていない方が多いですが「今のまま何もしない」ということも1つの重大な選択です。

治すための行動をするという選択。今のまま何もしないという選択。

どちらも1つの選択ですが、このまま症状が続けば、心身の辛さはもちろん、過食費もかさみ、仕事や家事育児も出来なくなり、周囲の人に迷惑をかけることになりかねません。

「病者の役割」を果たさないという選択は、この先何十年も苦しみ続けるという選択をしていることになります。

あなたの今の選択と行動がこれからの人生を大きく変えることを、この瞬間に意識しましょう。

過食を今すぐ止めたい、摂食障害(過食症・拒食症)を治したいという人は、過食が止まる無料相談を受けてみましょう。
センターの無料相談を受けることも、今すぐ簡単にできる行動の1つです。

重度の合併症や難治性の精神疾患を併発している人は、病院での治療も参照してください。

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