過食は過食衝動を無くせば簡単に止まります

回復ステージ

過食症という病気は、何かのきっかけで一時的に止まったり軽くなったりします。
しかし50年間(例:20歳〜70歳)の長期に及ぶ過食症人生を5年単位で見ると、多くの人は食べる量や回数が増加し続ける可能性が高い怖い病気です。
放って置けば、80代になるまで続く可能性があります。
90歳になったら止まるというものではなく、実際は死ぬまで過食し続けることになるかも知れません。
「80代まで」という前提は、過食症で死亡するのは稀で、それ以前に過食が元で成人病や糖尿病等の別の病気になったり、過食嘔吐で体力が奪われ寝たり起きたりの生活になってしまうことが多いからです。

体力が持つ限り永遠に食べ続け、病気に蝕まれて行く体と心を持て余し、それでも生き長らえてしまう人生。
あなたはそんな人生を望んでいますか?

過食症は病気が進行するほど治しにくく、治す気力さえ奪われてしまう病気です。
病気が悪化して治すことを諦めざるを得ない体力になる前に、専門機関で過食症の回復を目指してみたらどうでしょう?

あなたの大事なご家族は、今どこのステージに居ますか?

ステージ1

本人に病気の自覚があり、治す意欲がある。辛いが生きていたいと思っている。

ステージ2

本人に病気だという自覚がない。絶望し治そうとしない。

ステージ3

家族などがいなければ、死にたいと思っている。

ステージ4

実際に自殺の計画を考えている。

ステージ5

自殺未遂を経験済み。

回復ステージ別 家族の対応の仕方

どこのステージに属するかで、ご家族の対応も変わってきます。
本人さんが回復しやすい対応をしてあげてください。
ご家族の気持ちが届き始めると、ステージ3が2へ、やがて「治したい」というステージ1に繋がります。
諦めずに、そのままを受け入れるように努めてください。
ご家族が諦めてしまうと、患者さんは「見捨てられた」と自暴自棄になり、さらに過食が悪化することになります。

ステージ1

本人の治したいという気持を大事にし、本人の治したい方法で治療を勧めてあげてください。
ステージ2や3に進んでしまうと本人の意欲が失せてしまうため、治すことが難しく、時間も費用も掛かってしまいます。

ステージ2

本人に病気だという自覚がないか、絶望して治そうとしない状態です。
冷静に「治したい」という気持ちを起こさせるような対応をしてあげてください。
過食症は病気だと気付かず、過食を繰り返す生活から抜け出る方法を知らないだけです。

ステージ3

患者さんはあなたの為に生きているのです。
過食症は「このままなら死んだ方がまし」と思うほど、辛く苦しい病気なのです。
生きているだけでありがたいと思えるならば、その思いを言葉で伝えてあげてください。

ステージ4
ステージ5

一刻も早い精神科や心療内科への通院や入院をお勧めします。
強制的に連れて行くのではなく「心配だから」と一緒に病院に行ってください。
大事なご家族に万が一のことが起こる前に。

170422h