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摂食障害(過食症・拒食症・過食嘔吐・チューイング・下剤常用)相談

摂食障害と行動の問題(犯罪、反社会的行動、性的逸脱)

過食衝動による犯罪

過食衝動による盗み食い、万引き、売春

過食衝動に根差した過食や過食嘔吐が、盗み食いや万引き、売春につながることがあります。
盗み食い、万引き、売春は、犯罪行為ですが、摂食障害、過食症に特有の病態と結びついてもいます。
もっと具体的に言えば、摂食障害、過食症に見られる盗み食い、万引き、売春などの犯罪行為は、過食衝動と深く関わっています。

摂食障害、過食症の方の多くは、「やめたい」と思っても、止められない過食や過食嘔吐、チューイング症状に苦しんでいます。
過食食材が無くなっても、過食のための食料を買うお金が無くなっても、過食はやみません。
摂食障害、過食症の方がひとたび過食衝動に見舞われると、過食するために、盗み食い、万引きをすることがあります。
返すあてもないのに、過食費にあてるために借金してしまうこともあるでしょう。
摂食障害、過食症の方のなかには、過食費を賄うため風俗などの性にまつわる仕事で稼いだり、売春をする方もいます。
摂食障害の患者さんにとって、風俗や売春など性を売りにする仕事は非常にストレスがかかり、病状が悪化し症状が激増する方が多いようです。
本当は嫌だと思っていても、膨大になった過食費を賄うためにも風俗や売春を止めることができません。
そしてその悪循環がまた過食、過食嘔吐、チューイングなどの症状を誘発します。

過食衝動が最大の問題

過食衝動による過食、過食嘔吐、チューイング症状は患者さんの意志でどうこうできるものではなく、過食のため、過食費を稼ぐために、本来の自分が望まないような犯罪行為にも手を染めることがあるほどです。
過食衝動による過食は、自分の意志はもちろん、状況的に過食が難しくなっても、どうにも止められないものです。
八方ふさがりなその状況自体が、過食をまねくことすらあります。
過食、過食嘔吐、チューイングのために、盗み食い、万引き、売春などの犯罪行為に至るとき、一番の問題は、意志では止められない、過食衝動に根差した過食や過食嘔吐、チューイングなのです。
過食は、過食衝動が無くなれば自然に無理せず止まり続けます。
過食のために、盗み食い、万引き、売春などをしたり、借金したり、本来望まない性にまつわる仕事をしているのであれば、過食衝動を無くし、症状が自然に止まり続ける状態になれば、この先は、それらのことをする理由が無くなる訳です。

過食衝動を無くすことが犯罪抑止に

摂食障害、過食症に見られるくり返す万引きは、過食衝動に根差した過食による万引きや盗み食いだけでは説明できません。
以下のようなケースもあるでしょう。
自分ではコントロールできない過食や過食嘔吐で過食食料・過食費用(お金)が無くなっていく不安・恐怖に対して、不適切な対処行動として万引きに至る場合です。
お金(過食費)が無くなる不安・恐怖から、過食食材だけではなく、生活必需品や下剤常用の際の薬、浣腸などを万引きする場合もあるでしょう。
万引きに至らなくても、お金のために売春などの犯罪行為や性にまつわる仕事につく場合もあるでしょう。
上述しましたが、性に関する仕事は高収入なものの、結果として過食や過食嘔吐、チューイング症状が激増してしまうようです。
この場合も、過食衝動を無くして過食や過食嘔吐、チューイングが自然に止まり続けるならば、これから先の過食食料・過食費用が必要無くなり、万引きや売春などの犯罪行為に至るほどの不安や恐怖は軽減するでしょう。

このように、摂食障害、過食症の方が、本来望まぬ仕事をするに至ったり、借金したり、犯罪行為に至るのは、過食衝動が大きく関わっています。
裏を返せば、過食衝動を無くしてガマンせずに過食症状を止め続けることができれば、過食、過食嘔吐、チューイングのための盗み食い、万引き、売春行為を防ぐことができるということです。

170517h